
ご存知の方も多いでしょうが、ドキュメンタリー映画監督でありノンフィクション作家でもある森達也さんという方がいます。
森さんのことは、とあるお店に置いてあった「いのちの食べかた」という文庫本で初めて知りましたが、さまざまな社会問題について公平な目線で書かれたたくさんの著書があります。
お勧めの本、いくつか店にも置いてありますので、機会があったらぜひ読んでみてください。
いまある世界観が変わるかもですよ(笑)
その中の一冊「ぼくの歌・みんなの歌」というエッセイ集。
思い出深いたくさんの名曲を題材に書かれたものですが、自分たちも昔から好きだったニール・ヤングについての記述を読んでたら、またいろいろと考えさせられるものがありました。
その独特の歌声と心に響くメロディ、なによりその歌詞が伝えるものは、きっと大切な何かを見失いつつある社会へのメッセージなんだと思います。
"Falling From Above" - Neil Young -
宗教による戦いを続けながら
何も得ることはできなかった
(中略)
何をするときでも
ほんの少しの愛情と思いやりを持つだけで
この世界はより良い場所になる
あなたがいてもいなくても
(※森さん記述の歌詞より抜粋)
どんなときでも自分の心がけひとつということ
相手に求めるのではなく、いまを嘆く必要もない
個々の意識をすこし変えるだけで
対立もない穏やかな世界が拡がるというのなら
この世界も
まだまだ捨てたもんじゃないかもしれません
人にやさしく
生きとし生けるものすべてにやさしく…
なかなか難しいことかもしれないけど
そうしてはじめて
すべての存在の大切さを計り知り
自分にもやさしくなれるということなのでしょう